2021年9月17日金曜日

長い目で見る

 予想できるリスクを考えてみます。


ローンの処理

年金生活でローンの返済を続けるのは厳しいので、退職金の受領を機会にローン処理できるのか確認します。

いざという時、家を売却してローンが完済できることが目安ですが、全然足りないなら早めに手を打たばければなりません。


退職金に期待

役職定年、子会社転籍、一次定年で名目退職金=給与40か月分も案外少額かもしれません。

60歳からの再雇用の給与は新卒女子社員とほぼ同額かもしれません、


現状の生活費の中身を確認

定年だからといって、急に生活のレベルやリズムを変えることは出来ません。

現役時代の70%程度と言われています。

早いうちに現状の生活費の中身を確認して、慣らし運転をして見ましょう。

保険、固定電話、携帯、PCでのネット接続料、交際費は見直します。


年金定期便の額と今の生活費を比べると、びっくりしますが、奥さんの年金と合わせてやっていくしかありません。

預金+退職金ーローン残高=プラス、欲を言えばプラス2,000万円欲しい。


人材紹介会社

人材紹介会社に登録して、貴方の客観的な査定をしてもらいます。

切羽詰まってから行くと、直ぐ入社できるところが優先されますから、貴方の人柄、能力との相性のマッチングされない恐れがあります。

また、紹介会社には有利な契約条件だが、社員が長続きしない厳しい条件、待遇の働き先を紹介される場合もあります。

長い目で2~3社信頼できる担当者、ある業界に近い独立業者を見つけて、折に触れ相談できる環境をつくりましょう。


介護と養育費用

いずれ親の介護で思うように働けなくなる恐れがあります。親の年金と資産で介護施設に入れるかによっても、貴方の生活に大きく影響します。


50代は老後資金を蓄えるラストチャンスですが、お子さんが学生、引きこもり、出戻りで家計を圧迫することも珍しいことではありません。

親であり、子である責任感から家族全員が苦しむこともあります。

くよくよ悩まないで自治体の相談センターに行ってみましょう。


年金だけで暮らせるか?

年金だけで暮らしている方もいらっしゃいます。


年金は変更できませんので、年金で足りない場合は、生活費を調整することになります。天引きされていた健康保険料、所得税、住民税もなかなか下がりません。


年金の額はそれぞれの家庭で大きく違いますが、平均的には毎月2~4万円くらい預金やアルバイト、パートで補填しているようです。

個人の一時払い老齢年金を利用している人もいます。

早めに老後資金の手当てを始めることも大切です。


49歳を迎えたら

資産の状況を再確認します。ローンについては定年を迎える時を60歳と65歳として返済の計画を立てて見ます。学費やカードの返済金額、完済予定も確認します。現状と60歳時バランスシート作成して資産の状況はどう変化しているか確認します。住居については資産価値の変化に注意し、近所の賃貸物件の家賃も調べます。


運用プラン作成、実施

現状をチェックして、資産バランスに余裕があれば運用プランを策定し実施します。


私の場合

29歳で結婚、親の残した頭金で小さいマンションを購入

37歳で、マンションを買い替え

42歳で転職、退職金で住宅ローンを中抜き返済、返済期間10年短縮

55歳でローン完済

56歳で転籍、退職金は預金、積み立てていた自社株売却で利益(投資用資金)

59歳で退社、退職金は預金

   職業訓練やアルバイト

   20代から続けた生命保険を解約、掛金を65歳からの養老年金に変換

61歳からパート社員

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